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どんぐり山大作戦2026 活動報告 ― 山・川・海をつなぐ流域再生への挑戦 ―

山・川・海をつなぐ広葉樹植樹と生分解性資材の実証活動

2026年9月12日、弊社は昨年に続き設楽町で開催された「どんぐり山大作戦」に参加しました。本活動は、設楽ダム湖予定地周辺の斜面に広葉樹を植え、針葉樹中心の森林から広葉樹林へ転換することで、流域の水循環改善や河川水質向上を目指す取り組みです。今年はコナラやアベマキなど5種類60本の苗木が植えられ、中日新聞社にも紹介されました。広葉樹の腐葉土は水を蓄え、川の透明度を高め、海藻の成長を促すなど、山・川・海の生命循環を支える重要な役割を果たします。

 (写真  左/苗木:コナラ、アベマキ、コブシ、もみじ、桜  右/植樹風景:横浜ゴム様より苗木提供を受け流域の市民と植樹)

弊社は昨年の植樹地に隣接する約400㎡のエリアに、生分解性プラスチック原料を用いたネット・アンカー・ロープ・結束バンド等の資材を高さ2m・長さ約50mの囲い構造として設置しました。昨年から素材改良と形状改善を進め、今年の植樹祭に最新仕様を適用しています。これらの資材は植樹地の保護や獣害対策に寄与しつつ、最終的には自然環境中で水と二酸化炭素に分解されるため、環境負荷を最小限に抑えた流域保全資材として機能します。

  (写真  左/アンカー・結束バンド・ネット  中央/ロープ・ネット・結束バンド・クリップ  右/囲い構造に設置したネット・ロープ・木製端材支柱)

また、広葉樹の植樹は地域性が極めて重要です。同じコナラでも地域ごとに気候・土壌・標高・土着菌との相性が異なり、その土地で育った系統(ローカルプロヴナンス)が最も高い適応力を持ちます。地域固有の苗を植えることは、森の定着を早め、生態系の多様性を守り、将来の気候変動にも強い森林を育む基盤となります。

山間部の広葉樹林再生は、流域の水源安定、農業の基盤強化、海の漁業資源回復までつながる「流域全体の再生」です。地域ごとに環境が異なるからこそ、各地で植樹活動が広がることに大きな意義があります。弊社は今後も地域と連携し、流域の未来を育む活動を継続してまいります。